「上司(ボス)は顧客だ」

上司とは、一般に組織で自分の上に位置する人だ。

部下は、指示を受け、実行し、報告する義務がある。

しかし、あるグローバル企業でのモットーは、「上司(ボス)は顧客」。

この言葉の徹底によって、厳しい経営状況から息を吹き返した。

「上司」とは、組織の中であるはず。

しかし、よく考えてみれば、本当の上司は、社外の「顧客」であるという認識だ。

組織は、社会の中にある。

そして、社会の具体的な形が顧客だ。

ドラッカーは厳しく断定している。

「顧客が価値を認めなければ企業は存続を許されない」

「上司は顧客だ」という認識は、経営とマーケティングの基本理念になるだろう。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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