リーダーに必要な「インテリジェンス(知性)」とは?

リーダーには、「知性」が必要だ。

「知性」は、「何かを知っている」という「知識」ではない。

リーダーに必要な「インテリジェンス(知性)」とは何か?

リーダーシップ論で有名なバート・ナヌスという人が、認知科学者ホフスタッターの説を紹介している。

「知性の8つの要件」

1.状況に合わせて非常に柔軟に対処できること

2.思いがけない偶然性を利用できること

3.あいまいで矛盾する言葉の意味を理解できること

4.状況のそれぞれ異なる要素の重要性を知ることができること

5.一見離れているように見える状況のあいだに類似点を発見できること

6.一見つながっているように見える状況のあいだに相違点を発見できること

7.古い概念を新しい方法で、まったく新しい概念へと統合できること

8.まったく新しいアイデアにも深い理解を示すことができること

ここで描かれているのは、「分析的」とか「直観的」とかの言葉では分けられないもっと広く伸びやかな「知性」だ。

こだわらず、柔軟で、本質を見つめる生き生きした知的な活動、それが、「知性」であり、そうした知性がリーダーに求められる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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